湿る部屋に響く癖のあるノックは君と僕のサイン

濡れた腕を引き寄せて抱きしめて
君の凍えた指先にそっと唇を押し当てる

胸の鼓動を重ねて愛情を探り合うことで本心から逃げ出してんだ

頬をつたうモノも
震えた細い肩も
すべて雨のせいにしたいと思うズルい僕がいる

僕らは愛することに貪欲で、
自分さえ幸せになれない世の中で生きてるのに。
ブラウン管の中で四角に切り取られた世界ならハッピーエンドで終わるのに。

唇を重ねて愛情を探り合うことで現実から目を背けてんだ。
消せない寂しさを埋め合わせてんだ。

それでも君が僕の名を呼ぶから
不完全の愛情で見つめていたいんです。
















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